あなたにまつわるお金を考えるとき、まずは洗面台をイメージしてみてください。
蛇口から水が出て、洗面台があって、排水口に水が流れる。この水の流れが、お金の流れです。
蛇口からお金が出てきて(収入)、それを受け止めるのが洗面台(貯金)です。そして、排水口に水が流れていきます(お金をつかう)。
お金を貯めるとは、洗面台に水を貯めるということです。
ただし、お金を使わないで生活することはできませんので、排水口にしっかり栓をしても一滴も漏れないようにすることはできません。
今回は、排水口に流れゆく水を少なくする3つの習慣にフォーカスします。
3つの習慣とは?
①コンビニ通いをやめる
コンビニやドラッグストアで、本当に必用なものだけを購入している人はごくわずかです。どうすればあなたが衝動買いをするのか?その研究に莫大な費用が投じられていることを、思い出してください。
②固定費を考えなおす
・独身にも関わらず、生命保険に入っている。
・キャリア変更で携帯代が安くなるのに、検討したことがない。
・週に1回も乗らない車をなんとなく保有している。
そんな人は固定費の削減ができるチャンスです。
③手数料に敏感になる
自分の銀行以外のATMをついつい使ってしまう。たまに土日にもATMを使ってしまうことがある。
この3つの習慣を見なおすだけで、あなたの水漏れはかなり改善するでしょう。
第四の選択
でも、そのような良い習慣ほど、あなたが思っているほど簡単には身につきませんね。 そしたら、諦めるしかないのか・・・ ってそんなに気を落とさないでください。そもそも、悪い習慣は身につきやすく、良い習慣ほど身につきにくいもの。
そんな時、自分で努力するのはやめましょう(笑)!
無理に良い習慣を身につけるために自分を責めても、自分が傷つくだけで何も改善しません。あなたは悪くない。あなたの選択が悪いだけです。そんな時は第四の選択を考えてください。
それは「仕組み」をインストールすること。自分で努力するのはやめて「仕組み」を活用するのです。
仕組みを活用する
収入が少ない人でも、車や家を買うことができます。一生懸命にお金をためている様子はありませんが、自分の欲しいものを手に入れることができます。
それは、お金を借りて購入するという方法です。「お金がたまったら返す」では、いつまでたっても返すことはできません。しかし、毎月少しずつ、強制的にお金が差し引かれるとしたら、車や家を購入することが可能になるのです。
洗面台の例で考えると・・・蛇口から出た水をすくって、別のバケツにいれるようなものです。
「強制的」というところに意味があります。そうなれば、あなたは残ったお金で過ごさざるを得なくなります。収入が入ったら、一番初めに自分の将来のために強制的に貯金。残ったお金で生活する。
【収入 - 貯金 = 生活費】
あなたはこの仕組みをインストールするだけでいいのです。あなたが努力したり頑張ったりする必用は全くありません。
収入が少ないから余裕がないのではありません。お金を貯めないから余裕がないのです。
どうしても貯金ができないなら、毎月ちょっとずつ、例えばキャッシュカードで、毎月強制的に差し引かれるのがベストですね。だって、キャッシュカードならポイントも付いてきますから。
あなたは貯まったお金で、何をしたいですか?
海岸の木陰で、静かに繰り返す波の音を聞き、潮の香りや風を感じながら、心の底からリラックスしている。お金を貯めるばかりではなく、たまにはそんなことを体験するのも良いですね。