世の中にお金の使い方はたった3通りしかありません。その使い方とは、①浪費 ②消費 ③投資 です。あなたがお金を使うパターンは、どれが一番多いですか?どの使い方が多いかによって、あなたの資産が決まります。

お金を使うとき、気持ちよく感じたり、抵抗があったり、恐怖を感じたりすることがあります。お金を使うときの感情は、これまでに無意識に繰り返してきた結果、習慣化されています。実はその習慣化された、「お金を使うときの感情」を変える事で、少しずつより多くの資産を手にすることができます。


その一:浪費


浪費として思い浮かぶのは、ショッピングです。一度に2つ以上の感情を満たせる行為、それは中毒になりやすいといわれています。特にショッピングは中毒になりやすいと言われます。ショッピングで一度に満たせる感情を考えてみると、

  • 物を所有する満足
  • お金を支払う満足
  • 店員の対応に満足
  • 自慢できる満足

などがあります。少し考えただけでも複数の感情を満たすことができるのがわかります。ショッピングに行くチャンスが多ければ多いほど、ついつい無駄な物を購入してしまうのは一度に何種類もの感情を満たせるからです。


その二:消費 


 この社会で生きていく上で、消費しないで生きてゆくことはできません。消費は全員が必ずしているお金の使い方です。ただし、この境界線ほど曖昧なものはありません。人によって「浪費・消費・投資」の境界線が違うので、お互いの境界線を知ることが家族円満の秘訣でもあります。


その三:投資


 資産を持っている人が必ずやっているお金の使い方です。お金を増やしたいと思ったら投資は必須です。そう資産を買うのです。「金持ち父さん貧乏父さん」の著者ロバートキヨサキは、「資産とは自分のポケットにお金を入れてくれるもの。」と言います。

マイホームは、自分のポケットからお金が出ていくだけなので資産ではなく、誰かに貸してはじめて資産になるという考え方です。

昭和の時代、世界トップクラスの大富豪だった松下幸之助は、お金を支払う時に、「このお金は、浪費、消費、投資の 何に該当するのか?」お金を使うときはいつもそれを意識しながら使っていたそうです。

また、『お金を「つかう」のは「かせぐ」の3倍難しい』という名言も残しています。

お金持ちは「お金を使うのは難しい」と言い、お金持ちでない人は、いとも簡単にお金を使います。

 お金を使えば減りますが、それが悪いといっているのではありません。浪費や消費をいかに小さくして、どれだけお金を投資にまわせるか?そして、どうやればお金をふやすことができるのかについて興味を持ってください。それが、資産を増やすお金の使い方です。

中流の人は、高級な車、スーツ、宝石、時計、靴、ブランド品などを手に入れたい人達です。「次のボーナスに何を買おうかな?」と楽しみに考えるのは「次のボーナスで何を浪費しようかな?」と考えているのと同じ事です。

そして投資を異常に恐れています。投資に失敗した話を聞いて、自分だけは絶対に損したくない。そう思っています。実はその考えこそが損する原因だなんて思ってもいません。

お金持ちはその反対で、投資が大好きです。世の中で最もリターンが確実な投資は、「自己投資」だと言われます。それは今すぐにお金になるものではなく、それなりの時間がかかります。本物のお金持ちは、すぐにお金になることを選ばず、お金が手に入るまで何年もかけてじっくり待つことができます。自分のポケットにお金を運んできてくれる資産、つまり、金融商品や不動産、ビジネスなどを少しずつ時間をかけて増やしていきます。

一方、自分の生活水準が上がることを最も恐れています。なぜなら、生活水準を一度上げてしまうと、そこから下げるのはとても難しいことを知っているからです。まとめると、こういうことです。

  中流の人 お金持ち
浪費 快感  大きな痛み
投資  大きな痛み 快感

つまり、それそれのお金の使い方にどれくらい「快」や「痛み」を感じているかで、その人の資産が決まります。現在のあなたが浪費や投資に対してどのような感情を抱いているかによって将来の資産が決まります。もし、あなたが将来的に豊かになりたいなら、これまでのお金に対する考え方を変える必要があります。

大半の人は、現在の生活が維持できればそれで良いと考えています。人間は現状維持するのが得意な動物です。このままずっと同じような時間が続けば良いと思っています。しかし実際は、現状を維持できる理由はどこを探しても見当たりません。自分の将来を充実した楽しい人生にするか、そうでないかは、これからのあなたのお金の使い方で決まります。