先日の国民投票で、イギリスがEUを離脱する事になりました。
ポンド、ユーロ、ドルが暴落、日本円が高騰しています。
1ドル :100円
1ユーロ:110円
1ポンド:135円
「大きな変化があるときに、チャンスと捉えるかピンチと捉えるかで、人生は大きく変わる」
そんなことを学んだ出来事でした。
円高でバナナは安くなる
日本円の価値が上がるのは、色々な意味で楽しみです。
僕の大好きなバナナが安く買えるのもその一つです。
バナナは、ほぼ日本では栽培されていません。流通しているバナナは輸入品です。また、バナナは熱帯で採れるので季節変動がなく、年間を通して安定的に手に入ります。
バナナは船で日本に届くので、船賃によって価格が変動します。船賃は通常ドルなので、円高になると船賃は安くなります。
だから、円高になればバナナが安くなるんです!
でも、「今のうちにバナナを大量に買っておこう!」とは思いませんね。だってバナナは腐るから(笑)。
つまり、バナナが安いという理由で急に需要が増えることはありません。
需要と供給のバランスを見ながら流通させることができる果物です。
さて、これがバナナのように腐るのではなく、いつでも誰とでも交換できる物だとしたら、あなたならどうしますか?
例えば米ドル
「全力で買いたい!」
確かに!
これだけ大きな変化があれば、安くなった米ドルを買うのもありですね。
でも、どこで買うんでしょう? 本当に安い? 適正価格は?
そうなんです。
普段から準備していないと、チャンスを活用できないんです。
富の流れ
準備している人のほうが圧倒的に少ないかもですね。
水が高いところから低いところに流れるがごとく、富は準備していない所から、準備しているところに流れるものです。
イギリスのEU離脱は、準備の大切さを教えてくれた出来事でした。
P.S.
20世紀半ば、バナナの木を死滅させてしまう「パナマ病」が流行し、グロスミシェルという品種が絶滅してしまいました。現在流通しているのは、病気に強い品種改良されたものです。
しかし、品種改良されたにも関わらず、あたらしい病気「新パナマ病」が、フィリピンで流行していて、もはやバナナが簡単に手に入らなくなるかもしれません。そんなことにならないように祈るばかりです。