豊かさには「精神的な豊かさ」と、「金銭的な豊かさ」があります。
どちらか一方だけでは「豊か」だとは言えません。

精神的に豊かな人生はすばらしいものです。しかし、現実にはお金が少ないと豊かな暮らしは実現しません。
だから、どちらも手に入れちゃいましょう!

財産には「目に見える財産」と、「目に見えない財産」があります。

目に見える財産とは、例えば、お金や土地など、財産と言われて具体的に思いつくもの。
一方、目に見えない財産には形がありません。自分や家族の成長、そして信頼や愛、家族や友人との人間関係などです。

幸い日本という国は、世界でもまれに見る高度経済成長を実現しました。
そのおかげで、敗戦して極貧だった日本は、金銭的に豊かになることができました。それは、「目に見える財産」が増えた時期。

その時期は、金銭的な豊かさが優先されました。
そして、お金のことを全く考えなくても、ひたすら貯金すれば増える時代でした。
そんな時期を経て、バブル崩壊と共に経済の低成長時代を迎えます。

今度は精神的な豊かさが優先されるようになりました。
でも、以前のような極端な動きではありません。
以前の金銭的な豊かさの一辺倒から、精神的な豊かさもバランスを取っていこうとする動きです。
いずれその振り子は、ちょうどバランスの取れたところで停止するのでしょう。ただし、それまでに、とてつもない時間を要します。

私たちに与えられた学びの機会は、その理想郷をじっと静かに待つことではありません。

自分の与えられた人生のうちに、精神的にも、金銭的にも満足できる状況にする。それが次世代に伝えていくべき学びです。

 

まずは、目に見えない財産を作りましょう。その後に目に見える財産がついて来ます。目に見えない財産とは、それを受け取る「器」です。器が小さければ、豊かさはこぼれ落ちてしまう。

つまり、「精神的な豊かさ」と「金銭的な豊かさ」は両輪のような関係。

器を大きくするために、目に見えない財産づくりから始めてはいかがでしょうか?
誰でも、いつでも、全て無料(タダ)でできる事なのに・・・
ほとんどの人は「やらない」んです。

もったいないことです。