安土桃山時代に
大阪の堺に住んでいた刀の鞘師(さやし)がいて
名前を曽呂利 新左衛門(そろり しんざえもん)と言いました
ユーモアに溢れた人物で
雑談に応じたり、書物の講釈などをした御伽衆(おとぎしゅう)として
豊臣秀吉にとても可愛がられました
ある日、秀吉から
「何でも好きな褒美を取らせよう何がよいか?」
というお言葉に
「めっそうもございません大したことはしておりませぬうえ褒美などいただくわけには・・・」
「そう言っても褒美を取らせたい何でも良いので言ってみよ!
何度かやり取りがあったがとうとう
「されば」ということになって
「この広間の畳に、
端の方から1畳目は米1粒、2畳目は2倍の2粒、3畳目はその倍の4粒・・・というように2倍2倍と米を置き、広間の100畳分全部をいただきたい」
秀吉はせいぜい米俵1俵か2俵だと思い
ニコニコしながら「欲がないやつだ」と快く承知した
ところが
後で勘定方の家来に計算させたところ・・・
4畳までで8粒
8畳で128粒
24畳で1升ちょっと(1.5kg)くらいであるが
その後は急激に増えて
29畳で1俵(60kg)
100畳にもなると3京9,353トン(汗)
とまあ、とてつもない量になることがわかりました
これまで人間が作った米全てを集めてもまだ足りないくらいの量です
それを知った秀吉は青くなり
新左衛門に謝ってほうびを別のものに替えてもらったそうです
とんでもなくトンチの効いた曽呂利 新左衛門(そろり しんざえもん)
実はこれ「複利」の話なんです
たたみ1畳=1年と考えると
2畳=2年
3畳=3年
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100畳=100年
1年で倍になる
つまり 「年利200%の複利」の話なんです
すでに安土桃山時代から「複利」の発想があって
「秀吉と堺の町人」の逸話として いまだに残ってるなんてほんと日本ってすごいと思うのです!
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